過去問の勉強のやり方(いつ過去問をやり始めるか?など)
過去問の勉強のやり方について説明します
以下のステップが推奨です
1.解く年度と科目を決める
2.問題用紙と解答用紙を印刷する
3.本番と同じ時間で解く
4.時間内に終わらなかった問題を、別のノートに書いて解く
5.採点
6.検証
以下、具体的に説明していきます
1.解く年度を決める
決め方の基準は以下のものがあります
- 今の自分の実力
- 受験日までの残り日数
- 大学の傾向
- 入手できる過去問の量
順に説明します
まず、自分の実力的に、あまりにも基礎が疎かになっている場合は、過去問を解くのはまだ早いわけです
特に、まだ受験までに一年以上ある場合は、無理に過去問に手を出す必要はありません
ただし、その場合でも、一年分だけ解いておくことはおすすめです。練習のつもりというより、その大学の傾向を把握して、その後の勉強方法に反映させるという意識をもってください。
一方で、基礎に不安を感じるとしても、残り1ヶ月しかない場合は、過去問に着手してください
大学の傾向にも注意してください
その大学が癖のつよい出題をする場合、過去問に早めに手をつけて、練習してください
入手できる過去問の年数が限られる場合、入試本番の日から逆算してちょうど良いペースになるようにしてください。また、何十年分もある場合でも、昔のものは傾向が違いすぎる可能性があるので、参考になる分量は最新10年分程度が目安となります
2.問題用紙と解答用紙の印刷
過去問が掲載されている本のまま解くと、余白が狭かったりして環境が本番と違ったりします。特に共通試験やセンター試験(共通試験の前身)の数学の過去問を解く場合は問題用紙の印刷をお勧めします。
問題用紙の印刷をしないとしても、解答用紙の印刷は是非行ってください。
特にマークシートの場合印刷は大事です。マークに時間がかかることが理解できるし、マークズレなどを経験することが再発防止に役立つからです。
3.本番と同じ時間で解く
本番と同じ時間で解くと、時間感覚が身につき、得点の信憑性も増すのでおすすめです。また、時間配分の戦略を立てるのに必須です。
4.時間内に終わらなかった問題を、別のノートに書いて解く
時間内に解き終わらなかった問題は、時間外に解いて解けるか確認すると良いです。
5.採点
時間内に解けた分の点数を記録しましょう。時間外に解いた分も、答えとあっているか確認してください。
6.検証
これが最も大切なステップとなります。検証では以下のことを行ってください
1.時間配分や解く順番は適切だったかの検討
2.基礎の抜け落ちがないかの確認
3.見直しの方法の検討
4.1と2と3を受けて、勉強方法の見直し
順番に説明します
1.時間配分や解く順番は適切だったかの検討
1はスピードアップを図るための検討です
時間配分や解く順番を再検討してください
2.基礎の抜け落ちがないかの確認
2は、基礎的な知識が足りなかった問題があったかどうか、あったらそれはどんな分野だったかということを確認してください
3.見直しの方法の検討
3では、ケアレスミスした問題について、見直しの方法が適切だったかどうか、より良い見直しの方法やミスの防止法がないかを考えてください
4.1と2と3を受けて、勉強方法の見直し
4では、1、3を受けて、時間配分、解く順番、見直しの方法、ミスの防止法をまとめてルーズリーフなどに書いて保存しておきましょう。次回の過去問演習の後、さらにそれをアップデートしていってください。また、2を受けて、基礎の抜け落ちがあった分野を強化するために、勉強の予定を見直してみてください。
解くスピードが遅い人は、スマホやタブレットなどで過去問を解いている最中の手元を録画しましょう
そして、自分がどこで時間を浪費しているか、どの時間が得点に結びついていないかを確認してください
これは意外とやってる人が少ないのでライバルと差がつきます。
スマホやタブレットを固定する台が必要ですが、幸いそんなに高価ではありません
スマホ用