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おすすめの英単語帳【徹底比較】【鉄壁、ターゲット、システム英単語、リンガメタリカ】

いくつかの英単語帳の特徴をみていきたいと思います

鉄壁

鉄壁の特徴は、以下のような点です

1.情報量が多い

2.単語の意味ごとにセクションが分かれている

3.別売の音声がある

4.名前と裏腹に、東大に特化しているわけではない

というところです

1.について

それぞれの単語に

  • 語源
  • 類語
  • 反対語
  • 図、絵
  • 例文
  • 語法
  • 発音記号

のうち必要なものがすべて盛り込まれており、他の単語帳に比べて圧倒的に情報量が多いです。

2についてですが、50のセクションがありその多くが意味のまとまりによって構成されています。つまり、頻度順ではないのです。例えば、「金・経済」「言語・文学」と言ったセクションがあり、それぞれ"currency(通貨)"や"proverb(ことわざ)"などの単語が掲載されています。

3について、別売の音声cdが存在します(リンクを用意しました)

4についてですがこの単語帳は「東大英単語熟語」と銘打っているものの、東大以外の大学の志望者が使用するのに全く支障がなく、非効率でもないということです。

東大特有の英単語というのは世の中に存在しないからです。

 

シス単

シス単には以下のような特徴があります

1.ミニマルフレーズ

2.難易度による章分け

3.別売の音声がある

4.カバーを外すとかっこいい

以下順に説明します

1.ミニマルフレーズについて

この英単語の最大の特徴です

ミニマルフレーズとは、簡単にいうとその単語とともによく使われる数語のまとまりのことをいいます

例えば、exchangeという語の項目では、

exchange yen for dollars 円をドルと交換する

というふうに、例文ではなくミニマルフレーズが掲載されているのです

シス単は、このように英単語を例文でも単語単体でもなくミニマルフレーズで覚えようという哲学があります。

2.難易度による章わけについては、典型的な単語帳のように、難易度ごとに単語が分類されており章分けされているスタイルをさします。具体的にはbasic stage, essential stage, advanxed stage, final stage,多義語のbrush upの五章に分かれています。

3については、鉄壁の場合と同様、別売の音声cdが存在します(リンクを用意しました。)

4は、カバーを外すとかっこいいという主観的な評価です。実は、モチベーションを維持するのにデザインは意外と重要です。

 

ターゲット

ターゲットシリーズの特徴は以下のようになっています

1.一語一義主義

2.単語が出る順(出題頻度に基づく順番)に並んでいる

3.見出語、見出語の日本語訳の音声は無料ダウンロードでき、例文は別売の音声がある(ターゲット1900の場合)

4.表紙を裏返すとかっこよくなる

順番に説明します

1.の一語一義主義とは、一つの単語に対して一つの和訳(意味)が強調されており、そこからまず覚えましょうということです。実際のところ、一つの意味しか書かれていないわけではないのですが、最も大事な意味が赤字になっています

例えば、variousという単語には「さまざまな」という訳が赤字で掲載され、次に黒字で「いくつかの」という訳が書かれています

2については、入試問題の出題傾向の分析から、登場頻度の高さにしたがって英単語の順番をつけているということです。

3についてはそのままの意味です(リンクを用意しました)

4はシスタンと同様デザインの話です。犬のマークが好きでない人もカバーを裏返すことで快適に使えます(ターゲット1900の場合)

ターゲットシリーズの英単語帳は、鉄壁やシス単よりオーソドックスな作りになっています。癖がなく、シンプルに英単語、発音記号、訳、例文、例文の訳が掲載されており、語法や類義語も適宜付随しています。

 

リンガメタリカ

リンガメタリカは特殊な単語帳です

リンガメタリカは、様々な社会問題やテクノロジーについての解説、1ページほどの英語の長文が掲載されており、付随する英単語を覚えることで英単語の内容的理解と定着を目標としているようです。背景知識を非常に重視しており、「例文で覚える」のではなく、いわば「長文で覚える」というコンセプトになっています。英文の読解力もついでにつけることができそうです。

他の通常の単語帳と併用することをお勧めします。

また、似た趣旨の単語帳として英単語ターゲットRシリーズがあります。

 

 

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