東大生が語る数学の計算ミスを完全になくす方法【ケアレスミス】【凡ミス】
数学でケアレスミスや計算ミスでの失点に苦しむ受験生が多いです。ところが、実際には知っているだけで不注意な方もかなりリスクを軽減させることができる方法があります。けれども、学校、塾、予備校によって教えてくれるところとそうでないところがあり、情報格差が生じてしまっているのです。
そのような状況の下、数学の実力ではないところで差がついてしまうのはくだらないことなので、ここで無料で公開してしまおうと思ったわけです
ここでは、分野別に検算法を紹介します
解の配置問題、個数問題
未知定数に具体的な値を代入してみて、その解の配置or個数になっているか確認する
図形
図をなるべくきれいに描いてみて、長さや角度、面積、体積などの大まかな値を図から読み取り、計算結果がそれと大きくずれていないか確認する
場合の数と確率
確率は、すべて足して1になるか確認する
確率は、すべて0以上1以下であることを確認する
確率漸化式を解いた時は、n=1,2,3,4くらいまでできれば確認する(時間と相談)
n→∞の極限でおかしくならないか確認
整数問題
代入してみて正しいかどうか確認
自明な解しか出てこなかったら怪しい
軌跡と領域
図形を頭の中で動かして大雑把な形を描き、それと一致するか確認
特殊な点の移る先を確認
数列
漸化式を解いた時は、n=1,2,3,4くらいまでできれば確認する(時間と相談)
n→∞の極限でおかしくならないか確認
微積
面積を求めた時図から大雑把な値を読み取り、それと計算結果が大きくずれてないか確認する。
最大値や最小値など、大小関係がおかしくなっていないか、などチェックする
極限
テイラー展開を使って一致するか確認
以上の方法でシステマチックにミスを発見できます
単なる見直しという、何をしているのか曖昧な確認法は卒業しましょう
模試や演習をこなす中で自分なりのアレンジを加えていってください
物理の計算ミス防止方法もぜひご覧ください